2020年03月29日
産後もケアを マッサージいつから?
こちらの記事は2023年9月に加筆修正されています。
「産後のマッサージはいつからやっていいの?」というご質問関心が高かったのでそちらについて加筆しています。
みなさん、こんにちは。
治療室Qinowaにはマタニティのコースがございますが、産後のケアも承っています。
はじめての子育てや2人目、3人目、であっても身体への変化やお疲れは様々あります。赤ちゃんもすぐに2倍、3倍の体重になり、抱っこの仕方も日に日に変えていくためお母さんへの負担も日々変わります。
産後の身体
一時、Twitterで『産後の体は交通事故レベル!?』と話題になったことがありました。大袈裟ではなく、そのくらい身体にかかる変化は大きいんです。
『出産も終わりこれから赤ちゃんとの生活がスタート!』『この子のために私がしっかりしなければ!』
と、産後はお母さん自身は疲れを感じていないこともあるようですが、これは『産後ハイ』のせいかもしれません。
産後ハイ
多くの方は3ヶ月、長いと1年くらいはハイの状態になる方も。病気だったり悪い状態では決してありません。ただし疲労と休息のバランスが分かりにくくなります。休める時はしっかり休むことが大切です。
育児で休む暇なんて!と思うかもしれません。確かにそうです。が、赤ちゃんはお母さんが頼り…赤ちゃんのためにも産後すぐのお母さんはできるだけ休んでください。
10ヶ月かけて赤ちゃんを育てた体、それが出産で急に変わります。ふわふわとバランスが取れなくなる方も多いようです。
女優さんやモデルさんを見ているとすぐに体型が戻っているように見えますが、ケアの仕方はそれぞれ。10ヶ月かけて変化した体は10ヶ月かけて戻すくらいの気持ちでいましょう^^
身体の変化
わかりやすく起こる変化としては
・体重
・骨盤・肩甲骨の位置
・足にかかる負担
・筋肉・関節の使い方
・ホルモンバランス(授乳などでも)
・ホルモンバランスによる気持ちの変化
妊娠の前から妊娠中、出産後、めまぐるしく変わっていきます。
身体の機能すべてが変化していくなかで、元の生活+赤ちゃんとの生活をなんの問題も抱えず過ごすことは難しいですよね。
だからこそ、家族や周りにいる人みんなで支え合いながら大切にしてほしい時間です。
産後のマッサージいつから?
では産後ケアはいつからはじめるのがいいのでしょうか?
産後のマッサージに関しては、医師や産科医の指示に基づくことが非常に重要です。一般的には、以下のようなガイドラインが参考にされます。
帝王切開の場合
- 帝王切開の場合は、通常、手術から6週間後に医師の許可を得た後にマッサージが可能とされています。
自然分娩の場合
- 自然分娩の場合、体調に問題がなければ、出産後すぐにでも緩やかなマッサージが始められることが多いです。しかし、医師の許可が必要です。
注意点
- 出血、感染、切開部分の状態、疲労度などによっては、マッサージが推奨されない場合もあります。
- マッサージはリラクゼーションや筋肉緊張の緩和に役立つ場合がありますが、医療的な処置ではありません。したがって、医師の指示や診断に加えあなた自身の能動的なボディリーディングが大切です。
産後のマッサージに関する正確なアドバイスを得るには、マッサージに詳しい助産師・医師に相談することが最も確実です。特に個々の健康状態や出産の状況によって、適切な時期や方法が異なる場合があります。
産後のマッサージ、お店で受けられるのはいつから?
60-90分の長いマッサージについて、その最適な時期は個々の健康状態や出産の経過に大きく依存します。以下は一般的なガイドラインですが、最終的には医師の指示に従うことが重要です。
帝王切開の場合
- 帝王切開をした場合、手術後6週間が経過し、医師から明確な許可を得た後に、60-90分の長いマッサージを受けることが一般的です。
自然分娩の場合
- 自然分娩した場合、体調や出産の経過に問題がないと医師が判断した場合は、出産後1~2週間から60-90分の長いマッサージを受けることができます。
- 当サロンでは骨盤矯正を行いますので、医師の判断の元4週から5週を目処に産後ケアをお勧めしています。
- クリニック内で受けられる産後マッサージは翌日、2日後から行っているクリニックもございます。
注意点
- 出血や感染の症状、高血圧などがある場合、マッサージは推奨されません。
- 長いマッサージは体力をかなり使うため、母体の状態が安定していることが前提です。
いずれのケースも、専門の産後ケアに熟練したマッサージセラピストを選ぶことが推奨されます。そして、施術前には必ず医師に相談して、許可を得るようにしましょう。特に、帝王切開や何らかの合併症があった場合は、医師の指示が非常に重要です。
ご自身の身体について以下のチェック項目も確認しておきましょう
産後のマッサージに影響を及ぼす可能性のある合併症や状態にはいくつかの種類があります。以下にその一例を挙げますが、これは網羅的なリストではありません。いずれのケースも、マッサージを受ける前に医師の許可を得ることが非常に重要です。
出血
- 過度の出血は、マッサージが安全でない可能性があります。
高血圧・妊娠中毒
- 高血圧や妊娠中毒の症状がある場合、マッサージが危険である可能性があります。
感染
- 創傷感染や子宮内感染などがある場合、マッサージは避けるべきです。
血栓
- 血栓症のリスクがある場合、マッサージは避けるべきです。
帝王切開や手術痕
- 帝王切開やその他の手術を受けた場合、手術部位が十分に癒えていないと、マッサージは推奨されません。
貧血
- 貧血の症状がある場合、マッサージによって体調が悪化する可能性があります。
ホルモンバランス
- 産後のホルモンバランスの変化は、マッサージによってさまざまな反応を引き起こす可能性があります。
心的な要素
- 産後うつ症状がある場合、マッサージが適しているかどうかは医師と相談するべきです。
これらは一例であり、他にも個々の健康状態に応じて様々な要因が影響を及ぼす可能性があります。したがって、マッサージを受ける前には必ず医師と相談し、その指示に従うようにしてください。
開いてしまった骨盤や肩甲骨もじっくりほぐしながら、元の位置を目指し、まだまだ慣れない赤ちゃんとの生活で、過剰に緊張している心と身体もリラックスへと導きます。
産後の施術では授乳中でもご負担がない体勢と、アロマ、オイルを使用しております。少しでもご不安なことがあればスタッフが対応いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
産後間もない時に自分のために、赤ちゃんと離れることに罪悪感を抱く方も少なくありません。ですが、先ほども書きましたが、赤ちゃんはお母さん、そしてお父さんが頼りです!お仕事で同じ時間を過ごすことが少ないお父さんだからこそふたりの時間も大切です。
健やかな家庭は健やかなお母さんから*^^*
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