2022年06月23日
あなたは何を食べていますか?
こんにちは。表参道キノワの佐藤緑です🍀
私が以前勤めていた治療院は、肩こり腰痛から、癌、パーキンソ病、お医者様から完治は難しいと言われてしまった難病の方も多くいらっしゃる所でした。
治らないと言われていたものが治る。
そんな奇跡なようなことが目の前で起きていました。
基本的な治療法は下記になります。
①鍼灸治療
②内関(心の問題と向き合う)
③食事療法
①と②は治療者と患者様二人三脚で進めていますが、③の食事療法は患者様自身に意識をしていただき日々の食事に取り組んでいただきます。
では、体を治す『食事療法』とはどんなものなのか。
今回は多くの患者様の食事で変わる体の変化を見て、また実際に私が体験し学んだ食事療法の意味や大切さをご紹介をしたいと思います。
食事療法は病気になった人だけがするものではなく、
全ての人が今すぐできる健康につながる方法の一つです。
是非、参考にしてみてください☺️
食の意味
①なぜ食事をするのか?
食べなければ体のエネルギーがなくなり、人間は約2ヶ月で餓死に至ると言います。
人を含め動物は生きる為に食べるという事を本能的に行なっています。
人間は他の動物と違い、道具を使い料理をする事を覚え食事に関して強いこだわりを持っているように思われます。
美味しさや見た目を重視することもあるでしょう。
日持ちがする物、量の多さ、生産しやすさ等利便性を重視することも。
現代ではインスタ映えするような見た目が華やかな食事も多くありますね。
食べると味はあれっ?とするモノもありますが(^^;)
食が体の基礎を作っていますが、
時代と共に食の娯楽が強くなっているようにも感じます。
②体を作る栄養素
ここで少し詳しく栄養素について説明いたします。
食事から得る栄養素は下記の役割を行なっています。
1.生命活動のエネルギー源
2.体の組織(筋肉、血液、骨等)の生成
3.体の調子を整える
エネルギー源となる3大栄養素は糖質、脂質、タンパク質です。
体内でエネルギー源やからだの組織をつくる働きをします。
そこにビタミン、ミネラルを含めたものを5大栄養素と言い、ビタミン、ミネラルは体の調子を整える働きをしています。
これら5つの栄養素はとても大切です。
偏った食事や、無理なダイエットなどで栄養素が欠けてしまうと、
身体の不調を招きやすくなってしまいます。
③食が与える影響
いくら栄養素があるからと言って過剰摂取は体に毒になります。
例えば、、、
ー甘いものー
砂糖の主な栄養成分は《炭水化物》です。不足することで体は疲れやすく、脳に栄養が行き届かなくなるので判断力が鈍り、注意力散漫になってしまいます。
しかし取り過ぎると
【砂糖】は体の冷え、肌荒れ、ホルモンバランスの崩れ等を引き起こします。また【リーキーガット症候群(腸漏れ)】を引き起こすとも言われています。
リーキーガット症候群(腸漏れ)とは
腸の粘膜が緩み、本来体に取り込まないはずの細菌や毒素などの不要なものが体内に取り込まれてしまい、体のあらゆる所で炎症を引き起こす症状です。
症状
・胃腸の不調(過敏性腸症候群等)
・婦人科系疾患(子宮筋腫、更年期障害等)
・アレルギー疾患(花粉症、食物アレルギー等)
・自己免疫疾患(関節リュウマチ、潰瘍性大腸炎等)
・慢性疲労、統合失調症、うつ病、自閉症等
ー冷たいものー
1年中冷たいものを飲んでいませんか?もしくは冷蔵庫の中から出したばかりの冷たい野菜や豆腐などを食べていませんか?
体内では内臓が快適に働ける適温(37〜38度)があり、身体は常にその適温になるよう調整されています。
外から急激に冷たいものが入ってくると、内臓の温度が下がり十分な働きができなくなってしまいます。その為、基礎代謝や免疫機能も落ちてしまいます。
体内温度と同じくらいの温度の飲食をする事で内臓が正常に働き体の調子を整えてくれます。
ー油ー
油の栄養素は《脂質》になります。
人間の脳は60%は脂肪でできているといわれ、細胞膜やホルモン、皮膚に潤いを与える大切な栄養素になります。
しかし摂りすぎたり、【酸化した油】を摂っていると、
油からできている[細胞を覆っている膜]が硬くなり細胞の新陳代謝が悪くなります。体を錆びさせてしまい、老化、動脈硬化、認知機能の低下など様々な症状を引き起こします。
油が酸化する要因には、空気・光・熱があります。
つまり封を開け、料理で熱を加えている時点で酸化は始まってしまっているのです。
ではどのように油を取れば良いのか、それは次の項目で記載いたします。
病気治しの【食事】とは
病気治しの食事とは、何も特別なことはありません。
自然の本来の食事に戻ることで、体も本来の姿に戻るのです。
甘いもの、冷たいもの、油が多く入っているもの、添加物が含まれているものこれらを当たり前のように取り続けているとこれが『習慣』となります。
この習慣が体にどのような影響を与えるのでしょうか。
想像してみてください。
並々に水が入っているコップに、
また水を入れたらどうなるでしょうか?
身体の不調が続いている方は、まずはその水を減らすことに目線を向けてみてください。
①何を食べれば良いのか
いつも食べているものを食べてはいけないとなると食べるものがない!
何を食べたらいいの!!?
これは多くの患者様から聞かれた質問です。
私が食事を徹底していた時に食べていた内容を少しご紹介します。
◎カボチャと小豆の煮物→お砂糖を入れなくても甘くて美味しい♪
◎味噌+山椒or大葉のディップ(生のきゅうり、大根、人参などにつけて)→さっぱりで夏でも沢山食べれます
◎野菜炒め→油の代わりに水を少し入れ蒸し焼きで調理。
◎焼き魚→これは毎日食べました。塩などはつけずにそのままで。
◎お刺身→マグロ、サーモン、鰤など。
◎ステーキ→赤身のお肉は週1、2回⭐️油は引かずそのまま焼きます。
◎納豆→ついているタレは使わずアマニ油などを入れて。
◎蒸したさつまいもやトウモロコシ→おやつがわりに
いたってシンプルです。
身体に必要な油はお魚や熱していないアマニ油などで取れます。
糖質はお米から、甘いのが欲しい場合は野菜などの自然の甘みを取り入れます。
特別なものは特になく、、、
ただ油と砂糖、添加物が入ってものは注意して季節のものを食することだけです!
②食事を変えた変化
食事を変えると具体的にどんな変化があるのか。
私の場合は、年中お腹が緩かったのが下痢の頻度が減り、腹痛を起こすことが激減しました。また貧血、冷え性などありましたが、これも改善しました。
私が見てきた患者様では、うつ、アトピー、糖尿病の改善等多岐に渡ります。
食事を変えることで、腸内環境が整います。
腸内環境が整うと免疫力が上がり自然と身体のベストな状態へと導いてくれます。
また食事を変え3ヶ月ほどすると、
自分の体調が少しの変化でも分かるようになる方が多くいます。
身体が重だるい、、、そうだ昨日冷たいものを取りすぎてしまったからだ!等。
自分の体調が分かることで、自分の身体に優しくすることができるのです。
③いつまでやるのか
こちらもまた質問の多くいただいていた事です。
いつまで食事を注意しなければならないのか。
一生甘いものを食べてはいけないの。。。
そうではありません。
ご自身の体調が理想に近づいた場合、身体は順調に修正の方向に向かっています。
食べたいものが食べられないストレスも溜まりすぎてしまうと、身体に害になってしまいますので、頻度を少なくし、ご褒美的な存在でお好きなものを食べてください。
あくまでも食べ過ぎは注意です。
身体を害して一生好きなものを食べられないより、
長く少しずつでも楽しめる為に今お食事を見直してみるのです。
まとめ
私たち人間は自然の一部です。
その為、
季節に合わせて旬のものをとると身体は喜び、
逆に人工物ばかり食べていると身体は自然の原理から外れ不調を訴えます。
なんとなくの不調、倦怠感、長年の肩凝り、腰痛など。
毎日の生活習慣も関係していきますが、食も関係することを忘れないでください。
食事療法では今すぐではなく長期で体質を変えていく方法です。
最低3ヶ月は続けてみて下さい。
すぐ結果が出ないと続けられない!と思う方は、是非鍼灸も一緒に受けて下さい。
鍼灸は身体を変える手助けする事ができます。
食事を変える事と鍼灸治療を両方行うことで、理想の身体へと変わっていきます。
初めての方は初回限定コースがありますのでチェックしてみて下さい!
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何を食べるのか、食べていくのか今一度考えてみるきっかけになれれば幸いです。
ご不明なことやご相談ありましたら佐藤までお問い合わせ下さいませ。