2020年04月17日
鍼がなくてもできる!? 簡単!つま楊枝でできるセルフ治療!
鍼がなくてもできる!?
簡単!つま楊枝でできるセルフ治療!
みなさん、こんにちは!
治療室キノワ 松原です!
身体もカチカチ。手足も冷える。眠りも浅い。
治療に行きたいけれど行けない!泣。
キノワでの治療と同じようなことを、自分でもできませんか!?
というお客様の声にお応えして、
鍼がなくてもすぐにできる!楊枝鍼(ようじばり)をご紹介します!
◆楊枝鍼(ようじばり)ってなに?
鍼灸治療に使用する鍼には、たくさんの種類があります。
鍼というと、身体に刺して治療をするイメージがあると思いますが、症状やお体の状態によっては刺さない鍼(接触鍼ともいい、皮膚表面に刺激を与えるもの)を使用することもあります。
今回はつま楊枝を使って、梅花鍼(ばいかしん)という種類の鍼と同じような効果を期待して行うセルフ治療法をお伝えします。
◆どんな効果があるの?
中国では約2500年前から行われてきた梅花鍼の治療法は、血流を良くしたり筋肉の緊張を和らげたりするだけでなく、通常の鍼灸治療同様に、自律神経を調整し免疫を高める効果も期待できます!
楊枝鍼での治療は、梅花鍼同様に、皮膚に強い刺激を与えることなくお辛いところの血流を改善させるため、コリ、身体の疲れ、だるさの解消や、免疫の働きを正常化させるといった高い治療効果が期待できます。
◆楊枝鍼をやってみよう!
⚪︎作り方:爪楊枝を20本ほど用意し、輪ゴムでしっかりと束ねます。
⚪︎使い方:
- 皮膚表面をトントンと叩いて直接刺激を与える
- 皮膚に軽く当てこするように動かす
- 皮膚に押し当てる
です。
通常は、お身体の状態に合わせてツボを決めていきますが今回は、お悩みに合わせて刺激したら良いポイントをご紹介していきます!
首肩こりの方:ご自身でコリを感じる部分に、トントンと叩くように行う。押し当てる。
目の疲れ・長時間のデスクワークの方:眉間から眉の上をトントンと叩くように行う。後頭部や首の付け根のあたりに少し圧を入れて押し当てる。
眠れない・寝つきが悪い方:頭の上を軽くトントン叩いたり、軽く押し当てた状態で、頭の前から後ろに向かって擦るように動かす。
噛み締め・顎から頭まわりの重苦しさがある方:顎を開閉するときに大きく動く顎の筋肉(咬筋)やこめかみ辺りにゆっくりと押し当てる。
イライラする・気分が落ち込む:頭全体をトントンと軽く叩く、耳の下から後頭部にかけてゆっくりと押し当てる。
基本的には気持ちよいなと感じるくらいの刺激で行うことがポイントです!
軽い刺激ですが、皮膚表面の緊張が解れ、血行も改善することで症状が楽になることが期待出来ます。
初めての方は、楊枝の先が強く当たって痛みを感じるかも知れませんが、続けていくうちに少しずつ刺激に慣れ、心地よいと感じられると思います。
首肩こり、目の疲れ、自律神経のバランスを整えたい方は、ぜひドライヤー灸と合わせてセルフケアに”楊枝鍼(ようじばり)”をお試しくださいね!