2019年12月16日
生理痛の原因
こんにちは!Qinowaの朝日です。
皆さんは生理痛が鍼灸治療によって、軽減することをご存知でしょうか?
お客様とお話しをしていると、実は意外と知られていないなぁと感じます。
キノワにいらっしゃるお客様は、肩こり、腰痛、頭痛、むくみなどの症状を訴える方がほとんどですが、中には生理痛に悩んでいるお客様も多くいらっしゃいます。
毎月の生理痛を我慢していませんか?
1日目、2日目が辛いから痛み止めを飲んでいる方、ピルを飲んでいる方、薬はなるべく飲みたくないけど、仕事の時は辛いから仕方なく薬に頼ってしまう方…そんな声を多く耳にします。
できることなら、痛みは軽い方がいいですよね!
なぜ生理痛は起こるの?
まずは、生理痛の原因からお話させていただきます。
〜生理痛の主な原因〜
①ホルモンバランスの乱れ(プロスタグランジンの分泌が多い)
②冷えなどによる血行不良
③ストレス
④子宮口の出口が狭い
等です。
①ホルモンバランスの乱れ(プロクタグランジンの分泌が多い)
毎月、子宮は「子宮内膜」と呼ばれる赤ちゃんのベッドを作ります。
このベッドは、子宮の壁についていて、古くなったベッドから、新しいベッドに作り直すときに子宮の壁から剥がれ落ち、血(経血)が出ます。
この経血をスムーズに身体の外へ排出できるように、「プロスタグランジン」というホルモンが分泌されて、子宮を収縮させます。
プロスタグランジンには、血管を収縮させる作用や、痛みを強めるなどの作用、胃腸の働きにも影響を与えてるので、プロスタグランジンの分泌が多過ぎると、下腹部痛、腰痛、だるさ、冷え、頭痛、吐き気、下痢などの症状が一緒に現れる場合があります。
②冷えなどによる血行不良
身体が冷えると、血流も悪くなり、プロスタグランジンが骨盤内で滞ってしまい、痛みが強くなります。
①でも記載しましたが、プロスタグランジンには血管を収縮させる作用もあるので、身体は冷えやすい状態です。
生理中はなるべく身体を冷やさない事が大切です!
③ストレス
精神的・肉体的なストレスは、自律神経やホルモンのバランスを崩してしまうので、血流が悪くなり、痛みを強めてしまいます。
過度な緊張や、睡眠不足は身体の負担となるので、できるだけリラックスして過ごしましょう!
④子宮口の出口が狭い
子宮口の出口が狭いと、経血がスムーズに身体の外へ排出されにくく、痛みを感じます。
これは、若い女性や出産経験がない女性に多いので、出産経験をすると、子宮口が広がり、生理痛が軽くなる場合があるようです。
その生理痛、もしかしたら病気が隠れているかも…?
この他、生理痛がとてもひどく、寝込んでしまったり、日常生活に支障が出る状態を「月経困難症」と言います。
子宮筋腫、子宮内膜症などの疾患が隠れている場合があるので、一度婦人科の受診をおすすめします。
(婦人科系の疾患については、こちら)
皆さん、生理痛の原因に心当たりがあるものはありましたか?
女性は冷え性の方が多いので、冷えに気を付けるだけで生理痛が軽くなった!という方もいらっしゃいます。
鍼灸治療って生理痛にも効くの?
鍼灸治療でも、血流を良く作用はもちろん、生理痛を軽くする体質改善の効果が期待できます!
個人差があるので一回の施術で効果が出る方もいらっしゃれば、何度か治療をして効果が出始める方もいらっしゃいます。
治療を続ける事が大切なので、まずは月に1度、生理が始まる1〜2週間前に鍼灸治療を受けることを3ヶ月程続けていただくことをオススメいたします。
毎月の生理でお薬を飲んでいる方、お薬を飲んでも生理痛が軽くならない方は、ぜひ鍼灸治療をお試しください!