花粉症を改善するためには…│鍼灸・オイルマッサージサロン 表参道Qinowa

Qinowaコラム

2020年02月26日

花粉症を改善するためには…

こんにちは。Qinowaの朝日です。

 

今年も花粉の季節がやってきましたね。

私も軽い花粉症なのですが、今年は暖冬のせいか、いつもより花粉の症状が出るのが早く感じます…

治療に来るお客様の中にも、「花粉で鼻がムズムズする!」「目がかゆい!」などという方が増えてきました。

 

花粉症の症状

代表的な症状は、

鼻水

鼻詰まり

くしゃみ

目のかゆみ

涙目

充血 などです。

 

他には、花粉が気管や粘膜に付着すると、喉のかゆみや、が出たり、皮膚に付着すると、顔がピリピリしたり、炎症が起きてしまう事もあります。

 

花粉症の原因

花粉症の原因は、食生活による体質の変化や、大気汚染などがあげられます。

 

東洋医学では、鼻水、鼻詰まり、くしゃみなどは、身体の中に余分な水分が溜まった「水毒」によるものと考えられています。

「水毒」は「水滞」とも呼ばれ、身体の中で水分が上手く巡らず、余分な水分が溜まることから、身体の防御力を低下させてしまうのです。

 

必要以上に水分を取ったり甘い物の取り過ぎは、水毒を悪化させ、身体の中に余分な水分が溜まってしまうので、むくみにも繋がります。

他には、油っこいものなども身体に余分な水分を溜めやすいので、控えるようにしましょう。

 

また、外敵から身を守る「衛気」というエネルギーも不足していると、外敵が体内に入りやすく、鼻水や目のかゆみなどの花粉の症状が出やすくなります。

この衛気は、皮膚や鼻、口の粘膜を覆っていて、呼吸や食べ物、親から受け継いだエネルギーによって作られていると言われています。

ですので、肺や胃腸が弱っている人は、衛気が不足傾向にあります。

肺を守るために、加湿器を使って適度に潤いを保ちましょう!

 

また、辛いものの取り過ぎも肺を痛めてしまうので注意が必要です。

 

胃腸を守るためには、食事に気を付けて、加熱した野菜や、海藻類をできるだけ食べるように意識してみてください。

冷たいものは胃腸の働きを低下させてしまうので、なるべく常温か温かいものがオススメです!

 

また、睡眠不足、暴飲暴食なども身体に負担がかかり、衛気を弱めてしまうので、早寝を心がけたり、夜遅くに甘いもの、油っこいもの、冷たいものを食べないように気をつけてみてください。

 

花粉のタイプ別「熱タイプ」と「冷えタイプ」

花粉症には大きく分けて、「熱タイプ」「冷えタイプ」の2つのタイプに分けられます。

そして、両方を併せ持つ混合タイプもあります。

 

花粉症の方は、ご自身がどちらのタイプなのか、ぜひチェックしてみてください。

 

「熱タイプ」

『症状』

・目の周りが赤くなる

・目やお肌のかゆみ

・喉がイガイガする

・黄色い鼻水

 

『対策(食べ物)』

・トマト

・きゅうり

・豆腐

・ごぼう

・ミント(熱を冷ます作用があります)

・菊の花

など

 

このタイプは、辛いもの、ショウガ、油っこいものなどを取りすぎると、余計に熱が溜まって悪化してしまうので、避けた方が良いです。

 

「冷えタイプ」

『症状』

・水っぽい鼻水

・くしゃみ

・寒気

 

『対策(食べ物)』

・ショウガ

・ネギ

・玉ねぎ

・ニラ

・シナモン

など

 

このタイプは、身体を冷やさないことが大切なので、手首足首はなるべく冷やさないように心掛けたり、お風呂も湯船に浸かって温まるがオススメです!

 

花粉症の皆さんは、どのタイプでしたか?

花粉症対策は、早ければ早いほど効果的です!

生活習慣を改善したり、食べ物に気をつけて、少しでも花粉症の症状が軽くなるといいですね。

 

もちろん、鍼灸治療や漢方でも、症状の改善が期待できますので、お気軽にご相談ください!

次回は、花粉症にオススメのツボをご紹介します♪