2020年03月07日
出産と鍼灸治療・アロマセラピー
みなさん、こんにちは!
治療室キノワ 松原(まつはら)です。
妊娠直後のつわりの時期から、マタニティ鍼灸治療を担当させていただいた方の出産の立会いをさせていただきました。
マタニティ時期に、鍼灸治療やアロマセラピーがオススメであることは以前ご紹介(https://www.qinowa.jp/column/マタニティ鍼灸アロマセラピーについて/)しましたが、出産時にも治療を受けていただくことができるということは、まだあまり知られていないように感じます。
鍼灸は、中国では手術時の麻酔として使用されてきた歴史があるほどに痛みを和らげる効果があり、日本でも歯科治療、癌患者に対する疼痛ケア、神経痛ケアなど、さまざまな医療現場で役立てられてきました。
分娩時の鍼灸・アロマセラピーの活用は、痛みの緩和・陣痛を促す・会陰破裂予防・精神面でのケア、そして分娩直後からの母乳分泌や子宮の回復をサポートするなど、多岐にわたります。
今回は、陣痛の始まり(分娩第一期)からお客様の好きな香り(アロマ エッセンシャルオイル)を使用し、陣痛間欠時(痛みが治まる時)には手足・頭のツボに鍼治療を行い、陣痛発作時(強い痛みがある時)には、腰や腕・足先にあるツボ押しを行いながら、出産を無事終える(分娩第三期)までのサポート・そして産後の肥立ケアをさせていただきました。
つわりの時期から継続的にマタニティ鍼灸治療・アロマセラピートリートメントを行っていたこともあり、妊娠経過をしっかりと共有し、身体や心の状態を把握することができたことで、よりそのお客様に合ったサポートができたと感じます。
ママと赤ちゃんが息を合わせて、ゆっくり、ゆっくりとお産をすすめていく姿は、何度体験しても言葉で言い尽くせないほどの感動があります。
ドクターや助産師さんと連携を取り、ママと赤ちゃんにとっての安全を最優先として、私たち鍼灸師ができる最大限のサポートをこれからもしっかりと行っていきたいと思いました。
※ 38週3日 47.5cm 3025gの元気いっぱいの男の子が誕生しました✨(写真は許可を得て掲載しております)
※産後ケアの時には笑顔も見せてくれました⭐︎